15時になりました。
ブルジャンプはまだ始まりません(・∀・)
ここの村のバンナ族の若者たちは、カメラに興味津々みたいで、みんなのカメラを奪っては、撮ったりしてました。
で、ケータイでインカメラにした時のざわめき。笑
おお、自分たちが画面に!!ってな感じで、楽しそうでした。
カメラの存在とかはもちろん知ってると思うんですが、実際に触る機会はそんなにないんでしょうか?
この村には電気もないので、テレビもラジオも、ケータイもみんな持ってないですからね。
そんなことをして楽しんでると、どうやら、儀式が始まり出したみたい。
向こうで、近くの村からお祝いに来てくれた人たちにお酒をふるまってるらしい。
見にいこう。
結構沢山の人たちが集まってます。
40~50人くらい?
みんな、私たちがキングの家で振る舞われた飲み物とか、エチオピアの地酒「アラキ」を回してました。
で、その後に、今日ブルジャンプをする主役の男性が来て、みんなに牛乳みたいな白い飲み物を渡してます。
渡されたゲストは、それを口に含んで、ブルジャンプをする彼(ブルジャンパー)の頭に吹きかけてました。
その後、ムチ打ちの儀式が始まりました。。
これは、ブルジャンパーの家族や親せきの女性(母親は除く)が、ムチで打たれる、という儀式。
ムチに打たれることによって、ブルジャンパーへの愛情を示しているらしい。
ムチは、その辺りに生えてる、しなりのある木の枝。
女性は自ら、1人4~5本のムチを持ち、ムチ打ちをする男性に寄って行って、そのムチを渡して打ってもらいます。
ムチを打つ男性は、ブルジャンプをもう済ませた屈強な男性たち。
ラッパの音と共に、女性たちはムチに打たれてます。
パシッという音が辺りに響き渡る。
みるみる傷だらけになっていく彼女たちの背中。
その傷に群がるハエたち。
年配の女性は、今までの傷も沢山背中にあります。
痛そう。
最近は、このムチ打ちがちょっと問題になってるみたいで、政府から止めるように言われたりしてるみたい。
観光客用のブルジャンプとかでは、ムチ打ちを省略した儀式もあるらしい。
さて、次はいよいよブルジャンプ!!
・・・なんですが、この時点で辺りは薄暗くなってきて、足の悪いキングはもう外に出られないみたいで、ブルジャンプは明日の朝に回されました。
1泊2日でよかったなぁ。
日帰りやったら、ブルジャンプ見れへんところやった!!
ブルジャンプが明日になったので、これからは、夕食がゲストに振る舞われて、ダンスパーティが始まるそうです。
私たちもちょっとだけ夕食を頂きました。
なんか豆と穀物を湯がいたもの?
味はあんまりなかったですが、素朴な豆の味が美味しかったです。
これやったら全然食べれる!!
ちなみに、彼がガイド君。
中々のイケメン君です。
で、私たちのメインの夕食は、ヤギ肉。
さっき、ヤギを一頭買ったんです。
それを殺して、解体してもらって、焼きます。
このヤギを買ったよ、っていって見せられる。
黒い、可愛い、ヤギさんです。
その後に、解体するところを見る?って言われて見に行きます。
見に行くと、首から血抜きをしてるところでした。
そこから、皮をはいで、パーツごとに分けていきます。
で、私たちの寝床?の近くに火を焚いて、焼きます。
焼く、というよりは、燻す、に近い気がします。
さっきまで生きてたヤギ。
めちゃめちゃ新鮮ですよ。
ヤギ肉は、弾力があって、ジャーキーっぽくて美味しかったんですが、臭みが凄かった・・・!!
生臭くて、ちょっと食べたら、もういいかなってなってしまった・・・
ヤギさん、ごめんなさい。
でも男性陣は、お酒と一緒にめちゃ食べてましたけどね。
そうそう、ダンスパーティ。
彼らは夕食の後ダンスパーティがあるんです。
このダンスパーティの意味がまた衝撃的で。
バンナ族の若者たちは、大体、結婚相手は親に決められるそうなんですが。
女性は、お嫁さんに行くときにバージンやったらダメらしいんです。
バージンの女性は、人気がない、魅力のない女性、っていう風に捉えられるらしい。
なので、お嫁さんに行く前に、バージンを捨てとく必要があるわけです。
そこで、このダンスパーティ。
このダンスパーティには他の色んな村の若者たちや、学校に行くために村から出て町に住んでる若者たちが参加するんです。
で、ダンスでお互いいい感じになったところで、茂みへ!!!
茂みでセッ○スをして脱☆バージンをするわけです!!
人によっては、一晩で何人もの男性としたり・・・
母親も、娘にバージンを捨てさせるために、喜んでダンスパーティに送り出すんだとか。
う~ん、すごい世界。
なので、さっきムチ打ちを見てた時、バンナ族の若い女の子たちが、トッキーやケンちゃんやヨウスケさんを狙ってるんですよ!!笑
ヨウスケさんは、エリナちゃんと夫婦だってゆって免除してもらう。
でも、トッキーとケンちゃんはめっちゃ狙われてました。
もう、色目と体のくねり具合と、しぐさがヤバいんですよ!!
雌豹!!
ケンちゃんは、逆に、ヤられる!!っておびえてました。笑
基本は同じ民族同士しかしないそうなんですが、今どきの町に住んでる若い女の子とかにはそんなの関係ないのかな?
たまに子供が出来ちゃったりもするそうなんですが、結婚相手ではないので、子供は下ろすそうです。
昔は、子供を下ろすための葉っぱ(薬草?)とかで下ろしてたそうです。
今は薬があるそうですが。
てかすごいパーティやな・・・
ということは、今夜も、茂みに行ったら、彼らは事に及んでいたりするんじゃないのか!!
声が聞こえてきたりするんかな・・・
てか後でそのダンスパーティ見に行こう。
って思ってたんですが。
空が真っ黒になって、冷たい風か吹いてきました・・・
そしたら、ガイドの彼が、「雨が来るぞ!!!」って。
雨が降ったら、キングの家で寝てもいいって言われてたんですが、ガイド曰く、めっちゃ強い雨が来るらしいので、キングの家にいてもヤバいらしい。
なので、近くの学校まで非難します。
村から学校へ畦道を進む。
真っ暗。
ライトを付けても真っ暗。
と、雨がめちゃめちゃ強く降ってきました!!!!!
ガイドが走る!!
ガイド早っ!!
これ、置いてかれたら、右も左もわからんで!!
見失わないように、必死に走る。
走る。
走る。
ピカッ!!!
ゴロゴロゴロゴロ!!!
ちょ、めっちゃ雷鳴ってんねんけど( ;∀;)!!
畦道は平たんな道ではないわけで。
石とかにつまずきながら、でもこけないように必死に走る。
やっと学校が見えました。
教室の一つに入る。
雨はバケツをひっくり返したかのようなザザ振り。
あれ、後ろにいたはずの他の人がいない。
てかここにはガイドとナノちゃんと私しかいない!!
みんなーーーーー\(゜ロ\)(/ロ゜)/!
って思ってたら、なんとか到着したみたい!!
よかったーーーー!!!
てかもう服も何もかもビショビショ。
寒い。
しかも私、夕方辺りから、なんか体調悪いねんな・・・
他のみんなは、ゲームをし始めたんですが。
私は先に寝かせてもらいました。
教室の床・・・
硬い・・・
冷たい・・・( ;∀;)
あんなに必死に走ったの、何年振りやろう・・・
疲れた・・・
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